20年以上前の機材で撮ってみました・・望遠鏡は口径75mm焦点距離500mmのペンタックス75EDHFで カメラはセンサーサイズが1/2インチの小さなモノクロ冷却CCDカメラのビットランBJ32Lです。
カメラはASCOMに対応しておらず 古いパソコンにインストールした専用ソフトで撮るしかないのでトラブルもいろいろあって難儀しました。
四苦八苦して自宅から撮った画像は↓
ヘルクレス座の球状星団M13 5月16日 3時13分~1分露光14枚↑
おとめ座の銀河M49 5月16日 21時46分~3分露光5枚 ↑
りょうけん座の球状星団M3 5月16日 22時32分~3分露光11枚 ↑
りょうけん座の銀河M51 5月17日 0時11分~3分露光10枚 ↑
買った当時は使いこなせずに放置していたカメラですが 今回つかってみて やっぱり面食らう事多々でした。
当時の冷却CCDカメラを使いこなしていた人たちがみんな天才に思えてきましたよ・・本当に凄い!!
12/27-撮影分から しし座の相互作用銀河NGC3227を処理してみましたが 画面いっぱいに酷いゴーストが出ていて画像が台無しになっていました。オフアキシスガイダー周りの迷光対策してないので プリズム付近がゴーストの原因かも?
ゴーストの境界が相互作用銀河と重なっていてややこしい(>_<)↓
等倍で切り出した画像は↓
NGC3227付近 2022/12/28 01:09- 30x5min スカイウォッチャー130PDS+パラコア2+SVBONY CLSフィルター+ZWO ASI533MC Pro(-10deg,gain100,offset20) iOptron iEQ45Pro赤道儀 Astroart8でディザリングガイド ZWOオフアキシスガイダー+ASI120MM mini 阿南市才見町
12/27-撮影分から 撮り増し2回目のNGC2207を処理してみました。
南中のかなり前から撮り始めたので 対象の高度がやや低かったかも↓
以前の5分露光24枚に今回撮り増した5分露光36枚を足して処理してみましたが・・
総露光時間が倍以上に増えましたが 画像の解像度や滑らかさは以前と大差無い感じで残念な結果でした↓
NGC2207とIC2163 2022/12/27 21:42- SVBONY CLSフィルター36x5min + 2022/11/19 12x5min@阿南市才見町 + 2022/01/04 UVIRカットフィルター12x5min@徳島県美波町 スカイウォッチャー130PDS+パラコア2+ZWO ASI533MC Pro(-10deg,gain100,offset20) iOptron iEQ45Pro赤道儀 Astroart8でディザリングガイド ZWOオフアキシスガイダー+ASI120MM mini
12/27-撮影分から ろ座の活動銀河NGC1097を処理してみました。2021/12月に美波町で撮ってるので 今回は撮り増しですが・・
近場の公園で撮ったので背景が明るく 撮り増しの効果は出るかなぁ?↓
今回の5分露光20枚と2021/12の5分露光18枚をスタックして処理したら 滑らかさや解像度が少し良くなっていました。空の明るい場所で撮った画像足しても結果オーライのようです。南に低い天体なので大気の色分散が目立ち RGB分解して補正しています。画像復元もしてみました。
活動銀河核周りの青っぽいドーナツ状の構造がなんとか写っています。総露光時間がまだまだ足りないのでザラザラ画像ですが 今後の撮り増しで良くなっていくかも↓
NGC1097 2022/12/27@阿南市才見町 19:49- 20x5min(CLSフィルター ) + 2021/12/10@徳島県美波町 18x5min(UVIRカットフィルター) スカイウォッチャー130PDS+パラコア2 + ZWO ASI533MC Pro(-10deg,offset20) iOPTRON iEQ45Pro赤道儀 Astroart8でディザリングガイド
12/20-撮影分から おうし座の惑星状星雲NGC1514と写野を移動中の小惑星 0845 Naema↓
0845 Naema は1916年にドイツで発見された火星と木星の間の小惑星帯ナエマ族の小惑星で 公転周期が約5年 直径が約50㎞。2007年に熊本で掩蔽(恒星を隠す現象かな?)が観測されたそうだ↓
σクリップすると移動天体などが薄くなるので今回はσクリップ無しで画像処理しました。消えずに残ったホットピクセルや宇宙線ヒット等はチマチマと消しましたよ↓
NGC1514と小惑星Naema(短い線状に写っています) 2022/12/20 22:56- 18x5min スカイウォッチャー130PDS+パラコア2+サイトロンQBPⅡフィルター+ZWO ASI533MC Pro(-10deg,gain100,offset20) iOptron iEQ45Pro赤道儀 Astroart8でディザリングガイド ZWOオフアキシスガイダー+ASI120MM mini 阿南市富岡町
12/19-撮影分から おおぐま座の銀河M82↓
M82 2022/12/20 02:26- 18x5min スカイウォッチャー130PDS+パラコア2+サイトロンQBPⅡフィルター+ZWO ASI533MC Pro(-10deg,gain100,offset20) iOptron iEQ45Pro赤道儀 Astroart8でディザリングガイド ZWOオフアキシスガイダー+ASI120MM mini 阿南市富岡町
2021年11月にM82を3夜で合計150分撮っていたので 2022年の90分と合わせてスタックして復元処理して等倍で切り出すと↓
画像復元したM82 QBPフィルター18x5min + UVIRカットフィルター30x5min スカイウォッチャー130PDS+パラコア2+ZWO ASI533MC Pro アストロアート8で画像復元(マキシマムエントロピー,繰り返し回数15,ガウスぼかし1.3)
画像復元中の画面↓
12/19-撮影分から かに座の散開星団M67を処理してみました。
M67を去年4月にも撮っていて 今回とは使ったフィルターの違いなどで星色の濃さが違ったりしてましたが 一番の違いは冬に撮った星がぼやけて大きく写っていたことでした・・たまに良い時もあるけど 普通は冬の気流が厳しいな(^^;
M67 2022/12/20 01:48- 6x5min スカイウォッチャー130PDS+パラコア2+サイトロンQBPⅡフィルター+ZWO ASI533MC Pro(-10deg,gain100,offset20) iOptron iEQ45Pro赤道儀 Astroart8でディザリングガイド ZWOオフアキシスガイダー+ASI120MM mini 阿南市富岡町