スカイメモRオートガイド実験と2/26のルーリン彗星
所有してるスカイメモRは外れ品なのか望遠レンズを追尾する精度がありません。で 天文我楽多工房さんのGAGP1でオートガイド出来るように工作していました。2週間程前に動作テストも終わっていたのですが 悪天候などで26日にやっと実写テスト出来ました。
ガイド鏡の素材 壊れた双眼鏡の部品です。対物レンズ径45ミリ
ビクセンのカメラアダプターを鏡筒代わりにしてガイド望遠鏡を自作。
45ミリガイド鏡で撮ったスバルです。QcamS7500で6等星が写ってるようです。
オートガイドならある程度大きな機材も載せられるようにバランスシャフトを自作。18ミリパイプと12ミリのズンギリボルトとエポキシ接着剤で作れます。既製品より安上がり?
ウェイトの抜け止めは マークX赤道儀の延長シャフトにも流用出来るよう 10ミリボルトと袋ナットを使用。
スカイメモRのハンドコントローラ代わりにGAGP1でコントロールします。
ハンドコントローラの結線をテスターで探ると こんな風になってました。GAGP1のモジュラーコードのRA出力を 3.5ミリステレオミニプラグにつなげばOK?
しかし極性が違ったかフォトカプラーでは動作せず失敗。フォトモスリレーに取り替えたら無事動作しました。
白い6ピンの部品がフォトモスリレーで 秋月の通販で1個200円でした。1ピンと2ピンをLEDからの出力に繋ぎ 4ピンと6ピンをRA出力としてモジュラージャックに繋ぎました。
基盤は2階建で 下はUSB-IO基盤です。
自宅で撮影中の様子です。まずはペンタックス75EDHFにQcamS7500を付けてガイド状況の確認です。
10分余りオートガイドした後 ガイドを10分止めました。ガイドの効果は思ったより良く 赤緯のずれの元の極軸ズレを修正すれば マークXをオートガイドしたのと変わらない精度が出そうです。
運良く晴れ間からルーリン彗星が見えているので 3分10枚のオートガイド中です。レンズは300ミリ望遠レンズなので 余裕でガイド出来そうです
等倍で切り出した1枚画像ですが うまくガイド出来たようですね。ノータッチでは流れまくったスカイメモRが生き返りました。
2009/2/26 1h51mから3分露光6枚を加算平均で合成 EF300mmF4開放 EOS REBEL XTi改造 ISO-800 スカイメモR+75EDHF+QcamS7500 GAGP1によるオートガイド 自宅にて
10枚のうち雲の通過で4枚はボツですが ガイドはどれも良好でした。自宅からなので彗星の写りは悪いですが 前回よりコマの青緑が小さくなったような印象ですなぁ。
中央値で合成すると ダストの尾はまだ健在のようです。
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ポンコツじじい様、こんばんは。
私は兵庫県在住の天文初心者です。現在はスカイメモRSとカメラレンズで天の川やオリオン大星雲を撮って喜んでいます。本格的な赤道儀を買うことができませんが、300mm以上のレンズを5分以上追尾させられたらいいのになぁと思っていたところ、スカイメモでもオートガイドができるらしいということで、調べているうちに、こちらにたどり着きました。
突然の訪問で不躾な質問で本当に恐縮ではありますが、もしよろしければ、スカイメモでオートガイドをするには何が必要で、どれくらいの費用がかかるのかお教え願えませんでしょうか。なお、私はとても不器用でして、電気工作などは全くできません。
投稿: カイヤン二世 | 2014年7月 3日 (木) 20時30分
カイヤン二世さん、はじめまして。
お持ちのスカイメモRSは、スカイメモRの後継機種でしょうか。だとすると、私の記事で手作りした物でもオートガイド出来そうですね。
スカイメモをオートガイドさせるには、
1.ガイド望遠鏡(ファインダー程度の小さいやつ)
2.ガイドカメラ(記事ではウェブカメラを改造)
3.ガイドカメラとスカイメモの間に入れる電気回路(記事ではUSB-IOと部品を使って自作)
が必要で、
費用は1はジャンク部品で自作の為不明。2は約6千円。3は約3千円ほどだったと思います。
他、フリーのガイドソフトとノートパソコン、電源などが必要で、結構大がかりになってしまい、スカイメモのオートガイドはあまりやっていません。
望遠レンズ等を安定してガイドするには、両軸駆動の赤道儀がやはり必要かなぁと思います。高価なので、中古品の出物が見つかると良いのですが・・。
投稿: PG2 | 2014年7月 3日 (木) 22時57分
早速のご回答、ありがとうございます。
スカイメモRSはおっしゃるようにRの後継機です。お写真を拝見したところ、大きな鏡筒+望遠レンズまで搭載されておられたので、高価な赤道儀が無くても、ある程度は何とかなるだろうかと、考えたのですが、やはり大変なようですね。
詳しく教えて頂き、ありがとうございました。
またお邪魔することもあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願い致します。
投稿: カイヤン二世 | 2014年7月 3日 (木) 23時25分
カイヤン二世さん、こんにちは。
自分のスカイメモRの場合、オートガイドする事で焦点距離500mm程度まで問題無くガイド出来ました。ただ、極軸ズレから起きる赤緯方向のガイドエラーが若干残るのが課題です。
そんな訳もあり、赤緯もガイド出来る赤道儀使用での撮影が多いです。スカイメモは荷物を減らしたい時に使用するのみになってしまいました。
あまり参考にならなくてすみませんが、こちらこそよろしくお願いいたします。
投稿: PG2 | 2014年7月 4日 (金) 07時01分
ご丁寧にありがとうございます。
多少、大掛かりになっても長い焦点距離がガイドできれば助かるのですが…。
先にも書きました通り、全く工作等ができませんので、現在、そのようなものを市販しているショップを探しているところです。
全くの素人で、昨年、ペルセウス座流星群を見に行ってから、天体に夢中になってしまいました。
PHOTOHITO(カイヤン二世で参加させてもらっています)でもベテランの方に教えていただきながら、少しずつ覚えていっています。
投稿: カイヤン二世 | 2014年7月 4日 (金) 12時06分