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2008年11月

2008年11月29日 (土)

R200SSで銀河団に挑戦?

29日未明は久しぶりに透明度の良い空になったので 深宇宙な銀河団を撮ってみました。といっても 天の川も見えない自宅からですが R200SSと1時間にも足りない総露光時間でも19等の銀河が写り 銀塩写真では考えられない機材の進化を感じました。

Kanizagingadan_081129_04h36m_r200ss

081129  04h36mから8分露光5枚と5分露光2枚合成 R200SS+コマコレクター3 EOS REBEL XTi改 ISO-800  旧アトラクス+AGS-1  FC60+Qcam GAGP1ガイド

今回 バックのムラムラを少なくするため 1枚撮影しては赤経・赤緯微動を少し動かしては次の画像を撮るという作業を繰り返しました。星を特定のピクセルに固定するより 別のピクセルに移動した物をコンポジットする方がバックのノイズが減るのが経験的に分かってたので・・

Kanizagingadan

トリミング画像に銀河名を調べて記入してみました。よく見ると 番号を入れてない暗い銀河がまだまだ写っていそうですね。ずいぶん暗い天体が小さい望遠鏡でも写るのにびっくりです。

かに座銀河団は 前回写したペルセウス座銀河団と同じような距離のようですが それにしても小さい銀河が多いですね。画面で最大の銀河でも2分角しかなく ほとんどが1分未満と小さいので 淡く広がった銀河より暗さの割に写りやすいのかも。

Ngc2261_081129_03h08m_r200ss   

銀河団の前に撮った ハッブルの変光星雲です。短焦点にしてはまずまずの写りかも。081129  03h08mから5分露光8枚合成 R200SS以下同じ機材です。

長時間露光の写真は暗い天体が写ってそれなりに面白いですが・・・大口径の望遠鏡で生の天体を見る迫力には到底及びませんねぇ。大口径望遠鏡眼視の世界を知ると 写真を撮るのがアホらしくなります。それほどの迫力です。日本各地にメートル級の公開望遠鏡があるので いい環境にある大望遠鏡をのぞいてみることを是非おすすめします。良い空の下で眺めた大望遠鏡の世界は びっくり仰天してひっくり返ること請け合いですよ~happy01

2008年11月27日 (木)

R200SSでペルセウス座の銀河団 Abell 426

去年 ペルセウス座にいたホームズ彗星を撮ったとき 銀河がいろいろ写って面白かったので 自宅からペルセウス座銀河団をR200SSで撮ってみました。薄雲が時々通過して透明度がもひとつなので 空が明るい自宅からは辛い対象で 画像をこねくりまわしてやっと銀河の団体さんが浮かび上がってきました。

Abell_426_081127_0h39m_9x10m_r200ss

2008/11/27  0h39mから10分露光9枚合成 ビクセンR200SS+コマコレクター3 EOS REBEL XTi改 ISO-800 ビクセン旧アトラクス+AGS-1  FC60+Qcam GAGP1ガイド トリミング

銀河団までの距離は2億3千万光年らしいですね。地球に恐竜が現れた頃の光かな? 

前回 GAGP1のガイドで修正回数が多かったので パラメータの蓄積を2から3に変えたら 星のふらつきが平均化されたのか修正回数が減りました。GAGP1は雲とかでガイド星を見失っても ガイド星を探して望遠鏡があっち向いてホイ状態にならないので 安心して仮眠できまするhappy01

Abel_426_org

こちらはトリミング無しの元画像です。カメラの液晶画面では真っ白に近く 飽和したかと一瞬思いましたcoldsweats01。後の処理が大変なので やっぱ暗い空の場所まで遠征して撮り直してみたいもんやね~

コマコレクター3は 周辺の星像がコマコレクター2より大きいような気がやはりしてます。ゴーストの心配ない領域は コマコレ2で撮ったほうがいいのかな~?

2008年11月22日 (土)

R200SSで月夜の星雲・星団 11/20-21 快晴

20日は透明度抜群だったので 自宅から撮ってみました。撮影開始が遅かったので最初の対象以外は月光下ですが 透明度が良かったおかげと明るい対象ばかりなので 自宅からでもなんとか撮れました。ただし 気流が悪いのかピントの山がまったく掴めず 何度ピント合わせしても恒星像が大きいですcoldsweats01

今回 光害カットフィルターのLPS-P2を久しぶりに使ってみました。コマコレクター3と併用してゴーストの出具合を確かめる目的ですが 撮った対象に明るい星が無かった為か目立ったゴーストは分かりません。

翌日も天気良さそうでしたが 老体に連チャン撮りはつらいので早々に寝ましたsleepy

081120_23h07m_ngc891

2008/11/20  23h07mから10分露光6枚合成 ビクセンR200SS+コマコレクター3+LPS-P2フィルター EOS REBEL XTi改 ISO-800  ビクセン旧アトラクス+K-ASTEC AGS-1  タカハシFC60+ロジクールQcam S7500  GAGP1オートガイド

アンドロメダ座の銀河NGC891です。これのみ月明かり無しです。画面左下に小さな銀河がいくつか写っていて こっちの方に興味そそられました。気流の良い日に長焦点で写すと面白いかも。この画像のみステライメージで現像しました。ダーク・フラット処理は簡単に決まるのですが 現像した天体の色が薄くて難儀しました。で 以後の画像はフォトショップでの現像です。

GAGP1でのオートガイドは実に安定していました。赤道儀のガタがマークXよりずっと小さいので 修正時間をマークXの半分の4X10ミリ秒にして快調にガイドしてくれます。ただ 気流が悪いので星のふらつきを拾って修正回数が多かったですねぇ。気流の悪い日は ズレ許容量を大きく設定するか もっと短焦点のガイド望遠鏡を使ったほうがいいかも。

081121_01h16m_r200ss_m34

2008/11/21  01h16mから5分露光6枚合成 

ペルセウス座の散開星団M34です。同じペルセウス座の二重星団より さすがに地味ですなぁ。

081121_02h29m_r200ss_m1

2008/11/21  02h29mから10分露光5枚合成

おうし座の超新星残骸M1です。これのみトリミングしてます。月明かりでも輝度が高いので写しやすいですね。悪気流で解像度が低いのが残念。

081121_03h28m_r200ss_m38

2008/11/21  03h28mから5分露光5枚合成

ぎょしゃ座の散開星団トリオのトップバッターM38です。画面下の小さい散開星団はNGC1907のようです。

081121_04h07m_r200ss_m36

2008/11/21  04h07から5分露光4枚合成

続いてM36です。トリオの中で一番地味かも~

081121_04h41m_r200ss_m37

2008/11/21  04h41mから5分露光4枚合成

トリオのしんがりはM37。星がびっしり詰まって見応えありますな。

081121_05h05m_r200ss_m35

2008/11/21  05h05mから5分露光4枚合成

本日のトリは ふたご座の散開星団M35です。撮影中に薄明が始まってますが 明るい星団なのでよ~写りますな。M35の右下の小さい星団はNGC2158で M35よりはずっと遠方らしい。宇宙の奥行きを感じますなぁ。

2008年11月19日 (水)

R200SS用コマコレクター2 VS コマコレクター3

●栄●業からビクセンR200SS用コマコレクター3が発売されてたので コマコレクター2のゴーストから解放されるかもと飛びつきました。18日に届いたので早速試写してみました。

R200ss_cc2_cc3_a

左がコマコレクター2(略称CC2) 右がCC3です。ケースは無しで 代わりにアルミ製キャップがねじ込まれてます。

R200ss_cc2_cc3_b

右のCC3は 左のCC2よりコーティングが少し良くなってるようです。レンズの曲率も違うようですね。ゴーストが出にくいかと期待してしまいます。

R200ss_cc2

R200SS+CC2でカペラを1分露光で撮ってみました。月明かりでバックが青いですが わずか1分でも緑色のゴーストが出ています。試写画像はJPEG元画像をリサイズのみしただけで 他の画像処理は一切なしです。

R200ss_cc3

こちらはR200SS+CC3です。期待通りゴーストは見えないようです。ただ 四隅のコマがCC2より微妙に大きい気がしますが・・気のせいかな?

CC2でM45等を露光たっぷりで撮ると 明るい星のゴーストが盛大に出て困ったもんですが CC3ならゴーストの悩み解消かも。初代コマコレクター持ってない人には福音やねhappy01

R200ss_cc3tc2   

想定外の使い方ですが 2倍テレコンを付けて月をパチリ。当然ながら テレコン無しでF8の鏡筒にはかないません。拡大には専用エクステンダーの方がいいかも。

2008年11月17日 (月)

11/17日の月

16日は雲の切れ目から比較的落ち着いた気流の月が見えていました。日付が変わって天気回復したので 月をμ180とファミスコ60Sで撮ってみました。

Mn20081117_03h27m_180

ミューロンで見た月は 前日より気流が悪化してゆらゆらでした。で 撮った静止画は全てボケボケだったので 15フレーム/秒で15秒撮った動画から70フレーム程をレジスタックスで3点アライメント処理したら 少しは見られる画像になったかも。

2008/11/17  03h27m μ180 + Qcam S7500  マークX  自宅にて

月の全体像は 久しぶりにファミスコ60Sの出番です。高倍率?では星がおむすび型に見えて高性能でないけど 付属の正立ミラーと中倍率で鳥見やTマウント直焦点撮影もできる多機能さは おもちゃメーカーならではの斬新な発想でしたね。

20081117_04h10m_famisco60s

2008/11/17  04h10m  トミーファミスコ60S + 2倍テレコン(合成f800mm) + EOS KissDX ISO-100 1/40秒 10コマコンポジット

2008年11月15日 (土)

ヘールボップ彗星の核付近

天気悪くて星の写真がなかなか撮れないので またもや昔のビデオからのレジスタックス処理画像ですcoldsweats01

C_hb_19970401_19h15m

彗星の銀塩写真はいろいろ撮りましたが ビデオでのクローズアップは このヘールボップ彗星が自分にとって後にも先にも唯一です。彗星核付近の同心円構造がなんとか出てきました。  1997/04/01  19h15m  ミューロン180 + ハンディカムCCD-TR3000コリメート

Mr20030823_01h48m

続いて2003年 大接近の火星です。視直径25秒もあったんですねぇ。その割には解像度出てないです~。修行が足りませんなぁcoldsweats01  2003/08/23  01h48m  ミューロン180 + ハンディカムCCD-TR3000コリメート(ミニDVカメラのテープに記録)   

2008年11月13日 (木)

Qcam S7500改の色むら軽減テスト

レンズ外したQcamの色むらを簡易フラットで軽減してみました。

Picture_1071_org

少し色強めでも すごい色むらですが

Qcam_s7500_flat_s

ピンぼけ月の簡易フラットを使うと

Picture_1071_flat

だいぶマシな色になりました。ちゃんとしたフラット画像で処理したら実用になるかも。

2008/11/13の満月です ペンタックス75EDHF + Qcam S7500

続いて明け方の土星をミューロン180とQcam S7500で今シーズン初撮り後 レジスタックスで処理

St20081113_5h23m

Qcamでは強拡大できませーん。感度低いのかなぁ? ビデオカメラのほうがマシかも。

2008/11/13  05h23m  タカハシ μ180 + Qcam S7500 オートで動画30秒 五藤マークX

2008年11月11日 (火)

1995年の木星 月

1995年撮影のビデオから木星と月を処理してみました。木星は南天低かったので ゆらゆら動画からは綺麗な画像は出てきませんねぇ。いろいろいじくりまわしたけど 無駄な抵抗だったようでガックリ。

Jp19950725

1995/07/25   ミューロン180+ハンディカムCCD-TR3000コリメート撮影

望遠鏡で見たとおり 南を上にしました。 

Mn1995

夏の明け方に撮ったコペルニクスです。こちらは北を上にしました。

今なら Webカメラで撮ったほうが写り良さそやね。夏の好条件に期待です。

2008年11月10日 (月)

1995年の土星

来年は土星のリングが見えなくなる年ですね。で 今は細い輪っかが見えるはずですが 実は未だ見てなかったりしますcoldsweats01

前回の輪消失は1995年でしたが そのころは土星や月をビデオカメラでよく撮っていたので 昔の8ミリビデオテープからパソコンに取り込んで処理してみました。ビデオテープがくっついているのかカメラがギーギー異音立てていましたが なんとかキャプチャー出来たのでテープ(ソニー製)は捨てました。富士フイルム製のテープはなんともないんですが・・

St_19950726_2h48m

8月11日にリングを真横から見るので 地球から小望遠鏡で見えなくなるのでしたが 適正露出で撮った土星は 6月の画像でもリングが写りにくかったです。この画像は7月26日の2時48分にタカハシ ミューロン180にソニーのTR-3000というHi8ビデオカメラのコリメートで撮りました。夏場で気流が良い日が多かったので 非常に細いリングはなかなかの見物でしたよ。

St_950815

リング消失の日から4日後にはビデオに写りました。意外に早く見え始めて驚きました。来年は消失時の土星と太陽の位置関係がよくないらしいので どんな見え方をするのかな?

Ccdtr3000

ビデオカメラとアルミ板で作った自作アダプターです。左のラッパ状の部品はミューロン180の36.4ミリ接眼部ですが 今は2インチ接眼部に換えています。ビデオカメラの重さが丁度1キロあり 赤道儀のマークXにはバランス崩れで大変でした。

Ccdtr3000_ad

手作りアダプタは薄いアルミ板なので 補強に往生しました。今期の土星はWebカメラや冷却CCDカメラで撮りたいですが このTR-3000でも撮るかも~

2008年11月 6日 (木)

11/5の月

R200SSとWebカメラで撮った月です。が 低高度と悪気流でピンぼけ画像量産でした。ピンぼけ写真館の真骨頂やね~coldsweats01

Picture_1003_s

Picture_989_s

Picture_978_s

Mn081105_s

2008/11/05  18h25m-   R200SS+エクステンダー(fl=1500mm) + Qcam S7500  五藤マークX

2008年11月 3日 (月)

剣山系の展望台 白髪山へ  11月2日晴れ

しばらく山歩きしてなかったので リハビリ兼ねてお手軽山歩きしてきました。行き先は剣山から天狗塚への主稜線の南にそびえる白髪山です。標高は1770mですが登山口の標高が1460mあるので 天気が良ければ里山歩きの手軽さです。前日から登山口に泊まって星撮りもできれば最高ですが 衛星画像では晴れそうも無かったので・・・最近は昼晴れで夜曇りばっかですcoldsweats01

Mt_siraga_1

白髪山登山口へは 徳島方面から国道195号を県境の四足峠トンネルを越え 別府から右折して林道を18キロ走ります。全線舗装の1~1.5車線道路ですが 落石が多いので雨上がりは避けるが吉かも。このあたりは四国でも最上の星空が拝める場所ではと思ってます。透明度の良い夜なら 暗闇に目が慣れたら星明かりで地面が照らされるのを感じられます。全天曇りで星が見えないと 空も地面も真っ暗で怖い程です。今年の5月に撮った天の川は 林道途中の標高1000m程の広場からです。

Mt_siraga_2

林道途中の谷に架かる橋です。3年前の台風で流され 去年の秋にやっと開通しました。被災直後に見に来たときは 付近一帯が土石に埋め尽くされていました。

Mt_siraga_3 Mt_siraga_4 Mt_siraga_5   

林道周辺の紅葉です。標高1000mくらいが見頃になっていました。林道入り口の別府峡は標高500mなので 来週あたりは紅葉見物の人でごったがえしてるかも。

Mt_siraga_6

徳島東部の阿南市から2時間半で登山口に到着。林の向こうに見える山が白髪山です。駐車場は20台余りの車で満車間近でした。

Mt_siraga_7

普段履きの靴でも登れますが 久しぶりに登山靴で登りました。道は階段状に整備されてます。落ち葉がいっぱいですね。

Mt_siraga_8

少しは紅葉もありました。残り福かな~

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樹林帯を息を切らせながら登っていくと 見晴らしの良い笹原に出ました。

Mt_siraga_10 

下に車を置いた登山口駐車場が見えます。

Mt_siraga_11

その右方向には 西熊渓谷が良い感じ

Mt_siraga_12

山並みの向こうに土佐湾が見える時もあるんですが 今日は無理でした。

Mt_siraga_13

歩行時間35分ほどで山頂に到着。

Tengturugi_ps

山頂北の岩場から見た剣山主稜線の山々です。綱付森の向こうには 山頂まで車で行ける 梶ヶ森(標高1400m)が見えていました。ヒマラヤに遠征しようかという健脚なら 天狗塚から剣山まで一日で縦走するそうです。歩行距離30キロ 累積標高差3000メートル以上です。すごいですね~ 自分ならその1/3でぶっ倒れそうですcoldsweats01

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